OB訪問ゼロで内定が出たわけ
zero visits, one offer.
これ、わりと言いづらいんですけど、ちゃんと書きます。
わたし、就活でOB訪問、一回もしてません。 それでも、第一志望の大手商社からは内定が出ました。
「OB訪問しないと受からないよ」って先輩に言われて、めちゃくちゃ焦った時期もあったんですけど、結局しないまま終わった、という話です。
なんでしなかったか
理由は、けっこう正直に書きます。
- 体育会でもサークルでもガチ勢じゃなくて、OB・OGとの太いツテがなかった
- ビズリーチ・キャンパスやマッチャーで知らない人にDM送るのが、純粋にしんどかった
- 「30分の雑談に、片道往復2時間かけて行く」のが、コスパとして納得できなかった
- 同じ時間を、自分の自己分析と業界研究に使ったほうが、自分にとっては効きそうだった
最後のが、たぶんいちばん大きくて。
OB訪問って、相手次第で得られる情報の濃さがふつうにバラつくんですよ。 当たれば最高、外したら30分の世間話。 わたしはその不確実さを抱えるより、一人で読める情報を読み込むほうに振った、ということです。
代わりに使った情報源
OB訪問のかわりに、わたしがやってたのはこれくらい。
- 会社の中期経営計画・統合報告書を読む(ガチで全文)
- 採用ホームページの社員インタビューを5人ぶん読む
- 就活会議・ワンキャリアの面接体験記を、過去3年ぶん時系列で読む
- note・ブログで「内定した子の振り返り」を10本くらい読む
- 会社が出してるYouTubeチャンネルを倍速で流す
ここまでやると、面接で「うちの会社の何に魅力を感じましたか?」って聞かれた時に、 OB訪問した子と同じくらいの解像度で語れるようになります。 というか、文章で出してる情報のほうが、社員本人が雑談で話す内容より整理されてることもふつうにある。
特に統合報告書、長くて最初しんどいんですけど、読み終わったあと、その会社の「お金の流れ」と「次の10年で何で勝ちにいくか」が、自分の言葉で説明できるようになります。 これは面接でめちゃくちゃ効きました。
それでも知らない用語が出てきた時の進め方は、こちらの記事がたぶん遠回りにならないです。 → OB訪問・OG訪問の進め方ガイド
OB訪問するなら、ちゃんと準備して行ったほうがいい派です。 わたしみたいに「やらない」を選ぶ子も、「やる前提で準備の濃さだけ参考にする」って読み方ができます。
リスクと、納得感
OB訪問ゼロのリスクは、ふつうにあります。
- 「OB訪問してきましたか?」って聞かれて、ゼロですって答えにくい
- 内部の温度感(残業実態、雰囲気、配属リスク)が一次情報で取れない
- 推薦・リファラルが拾えない
このうち、最初の質問はわたしも一回されました。 そのときは、
「OB訪問はしていません。代わりに、御社の中期経営計画と、社員インタビューを通読しました。御社の◯◯戦略について、入社後にどう関わっていきたいか、自分なりの仮説を持っています」
って答えた記憶があります。 嘘はつかない、でも準備の濃さは見せる、っていう方針です。
これで落とされた会社は、たぶん「OB訪問の有無そのもの」で落としてないと思ってます。
商社・コンサル本気志望の子には、別の話
ただ、ここはちゃんと書いておきたくて。
5大商社・外資コンサルの本気志望なら、OB訪問は普通にやったほうがいいです。
- 5大商社:採用側がOB訪問の回数をふつうにチェックしてる年もある
- 外資コンサル:ケース対策の壁打ち相手として、現役社員と話す経験値そのものがスコアになる
- どちらも、まわりの本気志望勢が10〜20件は当たり前にやってる
わたしの場合は、たまたまうまく合ったルートで通っただけ、というのが実感に近いです。 OB訪問ゼロを「再現性のあるやり方」として勧めるつもりはないんです。
「やらなくても受かる子はいる」と「やったほうが確率は上がる」は、両方ほんと。 自分の体力と、志望業界の温度感で決めるのがいいと思います。
まとめ
- わたしはOB訪問ゼロで大手商社に内定をもらえた
- 代わりに、中期経営計画・統合報告書・社員インタビュー・面接体験記をガチで読み込んだ
- 「OB訪問しましたか?」と聞かれたら、代替で何をしたかをセットで答えるのが安全
- 5大商社・外資コンサル本気志望なら、OB訪問は普通にしたほうがいい
「やらなきゃ落ちる」と「やらなくていい」のあいだに、自分に合うやり方があるので、 人の正解じゃなくて、自分の納得感で選んだほうが、最後しんどくないですよ。
— miku