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公務員試験と併願するとき、日程はどこで重なるのか

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

確認できていない範囲:地方公務員(都道府県・市区町村)の試験日程は自治体ごとに公表されるもので、当サイトでは確認していません。この記事で扱うのは国家公務員採用試験と、政府が示している民間の就職・採用活動日程だけです。企業ごとの選考日程も公開されていないため、断定していません。

民間と公務員を併願すると決めた時、最初に困るのは「どこで潰し合うのか」が見えないことです。両方の日程は別々の場所に公表されていて、並べて見せてくれる資料がありません。

ぶつかるのは試験日そのものではなく、その前後にある「動けない期間」です。一次試験の直前と、二次試験が2日連続で入る週。ここに民間の受検を置くと、どちらも中途半端になります。

以下の引用と数字は、いずれも2026年9月7日時点で人事院・厚生労働省の公開ページを確認したものです。

目次

  1. 国家公務員の秋の日程は、日付まで公表されている
  2. 民間側の日程は「3月・6月・10月」で示されている
  3. 重なるのは試験日の前後
  4. Webテストの側で動かせるもの、動かせないもの
  5. 併願する時の組み方
  6. よくある質問

国家公務員の秋の日程は、日付まで公表されている

国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)の教養区分は、大学3年からでも受けられる区分として、春と秋の2回実施されます。人事院は秋試験の日程を次のように公表しています。受付期間は2026年7月31日9:00から8月24日まで、第1次試験日は10月4日(日)、第1次試験合格者発表日は10月21日(水)9:00です。(出典:人事院「総合職試験(大卒程度試験)教養区分」)。

第2次試験はさらに細かく決まっています。企画提案試験が11月24日(火)又は26日(木)、政策課題討議試験と人物試験が11月25日(水)又は27日(金)です。「第2次試験は、第1次試験合格通知書で指定する連続する2日間になります」と注記されています(出典:同上)。最終合格者発表日は12月17日(木)9:00です。

春試験も同じページに出ています。第1次試験日は3月15日(日)、第2次試験は4月27日から5月1日の間の連続する2日間、最終合格者発表日は5月29日(金)16:00です(出典:同上)。

押さえるべきは「連続する2日間」という条件です。日付は自分で選べず、通知書で指定されます。その週に民間の会場受検を入れると、動かせない予定が2つ並ぶことになります。

民間側の日程は「3月・6月・10月」で示されている

民間の側には、日付ではなく原則しか示されていません。政府(内閣官房・文部科学省・厚生労働省・経済産業省)がまとめた2027年度卒業・修了予定者の日程ルールは3点あります。「広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降」「採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降」「正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降」の3点です。(出典:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」)。

同じ資料には、専門活用型インターンシップ(実施期間は2週間以上)で判断される人材については、6月の採用選考開始時期にとらわれないという例外も書かれています(出典:同上)。

つまり民間側は、3月から動き出すという「幅」しか公表されていません。公務員側が日付で確定しているのに対し、民間側は幅で来る。この非対称が、併願の設計を難しくしています。

重なるのは試験日の前後

日付だけを並べると、10月4日と12月17日は民間の広報活動開始(3月1日)より前で、直接はぶつかりません。ぶつかるのは、その前後にある準備と移動の時間です。

具体的には3か所です。第1次試験の直前、第1次合格発表(10月21日)から第2次試験(11月24日〜27日)までの約1か月、そして春試験を受ける場合の3月15日前後。最後の一つは民間の広報活動開始の直後にあたり、企業の受検案内が届き始める時期と重なります。

案内が届いてからどれくらいで動くべきかは受検案内のメールが来てから、何日以内に受ければいいのかに整理しています。秋の時期に来る案内の条件は9月の受検は、春と条件が違うにまとめました。

Webテストの側で動かせるもの、動かせないもの

公務員側の日程が動かせない以上、調整は民間側で行うことになります。テストセンターの運用には、動かせる余地が公表されています。

提供元は「受検当日の各ターム開始1時間前まで会場予約を受けつけています」と書いていて、当日でも枠が空いていれば取れます。(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンターに関するよくある質問」)。予約変更・予約取消も同じく当日の各ターム開始1時間前までです(出典:同上)。

一方、動かせない条件もあります。「欠席を2回行うと受検の予約、前回結果送信ができなくなります」(出典:同上)。試験勉強を優先して民間の予約を放置すると、この2回に届きます。取消は1時間前まで無料でできます。放置して欠席にしてはいけません。

過去1年以内にテストセンターで受検していれば前回結果を送信できますが、送れるのは最新の結果だけで、「それ以前の結果を送信する、あるいは選択することはできません」とされています(出典:同上)。使い回しの詳しい条件はテストセンターの結果は使い回せるのかを見てください。

併願する時の組み方

  1. 公務員側の確定日を先にカレンダーへ置く。10月4日、10月21日、11月24日〜27日、12月17日は動きません
  2. 第2次試験の週は民間の会場受検を入れない。連続する2日間が通知書で指定されます
  3. 民間の予約は取消の1時間前ルールを使う。欠席2回に届かせない
  4. 同じ形式が重なる企業は準備を一度で済ませる。受検回数の考え方は何社エントリーすると、Webテストは何回になるのかに書きました

締切と形式を並べて残り時間を見るなら受検締切ダッシュボードに入力してください。入力はブラウザの中だけで処理されます。手を動かす時間が取れない形式は、主要17形式ぶんの解答をテキストで収録した就活Webテスト解答ノート(買い切り2,980円・税込)で先に中身を確認できます。

よくある質問

Q. 教養区分の秋試験は、いつ何があるのですか

A. 第1次試験日は10月4日(日)、第1次試験合格者発表日は10月21日(水)9:00で、ここは動きません。第2次試験は11月24日から27日の間で指定される連続する2日間、最終合格者発表日は12月17日(木)9:00と公表されています。

Q. 民間の選考はいつから始まりますか

A. 政府が示す日程ルールでは、広報活動開始が3月1日以降、採用選考活動開始が6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降です。専門活用型インターンシップを経た場合は、6月の開始時期に縛られません(同じ資料に例外として書かれています)。

Q. 公務員の勉強を優先して、民間の予約を放置しても大丈夫ですか

A. 欠席を2回行うと、受検の予約も前回結果送信もできません。受検当日の各ターム開始1時間前までなら取消ができるので、放置ではなく取消の形にしておく方が安全です。

Q. 地方公務員の日程も同じですか

A. 地方公務員の試験日程は自治体ごとに公表されるもので、この記事では扱っていません。受ける自治体の公表資料で確認してください。

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