WEBテスト対策公開

体調や障がいがあるとき、Webテストの受検を相談できるか

この記事の内容は 2026-09-05 時点のものです。

確認できていない範囲:どのような配慮が実際に認められるか、その条件と範囲は公表されていません。当サイトでも確認できていないため、この記事では「相談先がどこにあるか」までを扱い、配慮の内容は断定していません。企業に伝えるかどうか、伝える範囲も個人の判断に属することなので扱っていません。

持病がある。当日の体調が読めない。長時間の着席がつらい。画面の文字が読み取りにくい。こうした事情があるとき、Webテストの受検について相談できる先があるのかどうかは、調べても出てきにくい話です。

先に結論を書きます。提供元は、配慮が必要な人のテストセンター受検について公式に回答を出しており、問い合わせ先の電話番号まで公開しています。「聞いてはいけないこと」ではありません。

目次

  1. 提供元は「一定の条件下でサポート」と書いている
  2. 相談は早いほど選択肢が残る
  3. 会場そのものを選び直すという手もある
  4. 当日の環境について公表されている条件
  5. 法律の側にある背景
  6. 相談するときに整理しておくこと
  7. よくある質問

提供元は「一定の条件下でサポート」と書いている

SPIのよくある質問には、次の項目があります。

配慮が必要な方のテストセンター受検に際しては、一定の条件下でサポートさせていただいております。詳細は、テスティングサービスセンター(0120-314-855 営業時間:10:00~17:00 土日祝除く)にお問い合わせください。

(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「適性検査SPI3 よくある質問」

読み取れることは3つです。

  1. 窓口が公表されている。番号と受付時間まで書かれています
  2. 「一定の条件下」と書かれている。何でも通るとは書かれていませんが、門前払いでもありません
  3. 具体的な内容はページに書かれていない。個別に問い合わせる前提の設計です

営業時間は10:00〜17:00、土日祝は除くとあります。平日の日中に電話する必要がある、ということです。受検の直前に思い立っても、時間帯が合わないことがあります。

なお、受検者向けにはテストセンターヘルプデスク(0570-081818)も公開されていて、こちらは9:00〜18:00、土日祝日を含む毎日受付(年末年始を除く)と案内されています(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンター 受検の流れ・基本情報」)。操作や当日のトラブルはこちらです。

相談は早いほど選択肢が残る

配慮の相談は、締切に追われてからでは間に合いにくい種類の手続きです。理由は仕組みの側にあります。

テストセンターの予約には、企業が指定した受検可能期間という枠があります。そのうえで、会場の予約は空きがあれば受検当日の各ターム開始1時間前まで受けつけますが、満席の日は予約できません(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンターに関するよくある質問」)。受検ピーク時期は会場が大変混雑すると提供元自身が書いています。

「相談 → 条件の確認 → 枠の確保」と3段階あるので、締切の1週間前に動き始めると、途中で枠が尽きます。受検の案内メールが届いた日に、まず窓口の営業時間を確認しておくくらいの前倒しが要ります。

締切が複数並んでいて、どこから手を付けるかが見えないときは、当サイトの受検締切ダッシュボードに企業名・締切日時・形式を入れると、締切の早い順に残り時間が並びます。入力はブラウザの中だけで処理され、どこにも送られません。

会場そのものを選び直すという手もある

相談と並行して、自分で選べる範囲もあります。テストセンターには会場へ行くリアル会場と、自宅などから監督を受けて受けるオンライン会場があり、提供元はどちらの会場で受けてもテストセンターの受検結果として等しく扱われると明記しています(出典:同上)。

移動そのものが負担になる場合、この差は小さくありません。オンライン会場は通年設置で、全国どこからでも受検できると企業向けの説明にも書かれています(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンターオンライン会場」)。

一方で、自宅では静かな環境を確保しにくい人にとっては、リアル会場のほうが安定します。会場案内のページには、いずれの会場も交通至便で静かな受検環境を用意していると書かれています(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンター 会場のご案内」)。どちらが楽かは人によって逆になるので、結果が同じ扱いである以上、自分の条件で選んでいい部分です。

当日の環境について公表されている条件

相談の材料になるように、公表されている当日の条件を並べておきます。

  • 服装は自由。スーツでなくてもよく、リラックスできる格好で来てよいと案内されています
  • 受検料金は不要
  • 筆記用具とメモ用紙:リアル会場では会場が用意し、私物は使えません。オンライン会場では自分で用意します(シャープペンシルまたは鉛筆、A4の白紙2枚まで)
  • 計算機は使用できません(会場を問わず)
  • 検査時間:SPI3-U(性格検査+基礎能力検査)はテストセンターで65分、ペーパーテスティングで110分と公表されています(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「適性検査SPI3 料金詳細」

同じSPIでも、実施方法によって時間が45分違います。企業が実施方法を選ぶ仕組みなので受検者側では選べませんが、「何分座ることになるのか」を先に把握しておくと、相談の内容が具体的になります。

法律の側にある背景

背景として、内閣府は、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として平成25年6月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が制定され、平成28年4月1日から施行されたこと、令和3年5月に同法が改正され、改正法が令和6年4月1日に施行されたことを公表しています(出典:内閣府「障害を理由とする差別の解消の推進」)。

同じページからは、法律の本文や基本方針、相談窓口の一覧、合理的配慮の提供等事例集にたどれます。採用選考は企業と受検者のあいだの話ですが、そこに何の枠組みも無いわけではない、ということです。

具体的に何がどこまで認められるかは、企業とテストの提供元それぞれの判断になります。当サイトはその判断の中身を確認できていないため、この記事では断定していません。

相談するときに整理しておくこと

電話の前に、次の4点をメモにしておくと話が早く進みます。

  1. 受ける企業から案内された形式と実施方法(テストセンターか、自宅受検のWEBテスティングか、など)
  2. 企業が指定した受検可能期間(いつからいつまでか)
  3. 困る場面が具体的にどこか(移動、着席時間、画面の見え方、当日の体調の読めなさ、など)
  4. 希望する受け方(オンライン会場にしたい、時間帯を選びたい、など)

3番目が一番大事です。「配慮してほしい」だけだと、相手も何を検討すればよいか決められません。どの場面で何に困るかを一文で言えるようにしておくと、条件の確認が一往復で済みます。

よくある質問

Q. 配慮を相談したことは企業に伝わりますか

A. 提供元の公開情報に、この点についての記述はありません。当サイトでも確認できていないため断定していません。気になる場合は、問い合わせの際に取り扱いを確認してください。

Q. どんな配慮が認められますか

A. 提供元は「一定の条件下でサポートさせていただいております」と書いており、具体的な内容はページに掲載していません。個別に問い合わせる設計になっています。

Q. 当日、急に体調が悪くなったらどうすればいいですか

A. 受検開始時間の1時間前までなら、マイページから予約変更・取消ができます。過ぎている場合は画面上での取消ができないため、会場へ直接連絡します。会場の連絡先は受検票か「受検予約完了メール」に記載されています。

Q. 会場に行かずに受けることはできますか

A. テストセンターにはオンライン会場があり、リアル会場と結果は等しく扱われます。ただし自分のパソコンで受けるため、メモリ4GB以上、上り下りともに10Mbps相当以上の回線、WEBカメラといった条件を満たす必要があります。

Q. 相談の窓口はどこですか

A. SPIのよくある質問には、配慮が必要な方のテストセンター受検についてテスティングサービスセンター(0120-314-855、営業時間10:00〜17:00、土日祝除く)に問い合わせるよう案内されています。操作や当日のトラブルは、テストセンターヘルプデスク(0570-081818、9:00〜18:00、年末年始を除く毎日)です。

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