1問あたり何秒使えるのか、公表された検査時間から逆算する
この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。
確認できていない範囲:各形式の出題数は提供元が公表しておらず、当サイトでも確認していません。そのため「1問あたり何秒」という数字はこの記事では出していません。公開されている検査時間と科目の区切りから読めるところまでを扱っています。
「1問○秒で解く」という言い方をよく見ます。ただ、その秒数の元になる出題数を提供元が公表している形式は、ほとんどありません。
公開情報から逆算できるのは「1問あたり何秒か」ではありません。「1科目あたり何分か」までです。この粒度でも、本番の運び方は十分に決められます。
引用と数字は、いずれも2026年9月7日時点で提供元の公開ページを確認したものです。
目次
公表されているのは検査時間であって出題数ではない
大卒採用向けの検査時間は、リクルートマネジメントソリューションズの「SPI3 料金・検査時間」に表で公表されています。SPI3-U(性格・基礎能力)は65分です。SPI3-UE(英語能力を含む)は85分、SPI3-US(構造的把握力を含む)も85分です。SPI3-USE(英語能力と構造的把握力を含む)は105分、ペーパーテスティングは110分です。同じ表には、基礎能力のみの GAT-U が35分(インハウスCBT)、英語能力のみの ENG が30分(ペーパーテスティング)と並んでいます(出典:同上)。
この表に出題数の欄はありません。検査の仕組みについても、提供元は受検者に答えていません。ヘルプデスクの案内には「検査内容に関する質問については、ヘルプデスクにお問い合わせいただいても公平性を期すためお答えできません」とあります。出典はリクルートマネジメントソリューションズ「テストセンターに関するよくある質問」です。
出題数が公開されていない以上、「1問何秒」という数字は、公開情報からは作れません。
科目の区切りまで公表している形式がある
一方で、科目ごとの時間を公表している形式もあります。玉手箱Ⅲの測定項目は「言語・計数・英語・パーソナリティ(OPQ)」で、所要時間合計は「49分」です。特徴の説明には、こうあります。「短時間(言語・計数・英語 各約10分)で受検者の基礎的な知的能力を最大限に測定することが可能です」。出典は日本エス・エイチ・エル「玉手箱Ⅲ」です。
科目ごとに約10分と分かれば、逆算の単位が「検査全体」から「1科目」に下がります。これは本番中の判断に直結します。計数理解テスト(四則逆算)が測るのは「簡単な四則演算を組み合わせた等式中の未知数を求めるための、迅速で正確な『推理能力』」です。言語理解テスト(大意把握)が測るのは「1000文字程度の長さからなるエッセイを読み、筆者の訴えたい趣旨を正確に判断する能力」とされています(出典:同上)。1000文字を読む科目と、等式を解く科目が、同じ約10分に入っています。
TG-WEBの判断推理力検査 i9 も、検査時間を明記しています。「言語・数理に関する論理的思考力を30分の検査で測定します」という記述です。掲載元はヒューマネージのラインナップ紹介ページです(「TG-WEB ラインナップ」)。
検査全体の長さは形式でかなり違う
同じ「Webテスト」でも、拘束される時間は倍近く違います。GABの所要時間合計は「80-90分」、実施形態は「紙、Web、テストセンター方式」です。CABの所要時間合計は「72〜95分」、測定項目は「四則逆算・法則性・命令表・暗号・パーソナリティ(OPQ)」と公表されています。出典は日本エス・エイチ・エルの「GAB」です。CABの数字も同じ提供元の公開ページにあります(「CAB」)。
玉手箱Ⅲの49分とCABの95分では、当日の予定の組み方が変わります。時間が来ても終わらない形式があるのはなぜかは最後まで解き切れなかったとき、何が起きているのかに整理しています。
分単位で決められること
出題数が分からなくても、次の3つは公開情報だけで決められます。
1つ目は、科目をまたいで時間を借りないこと。玉手箱Ⅲのように科目ごとの時間が示されている形式では、前の科目で使い過ぎても後ろから借りられません。
2つ目は、道具の前提を合わせること。テストセンターの案内には「検査中は計算機は使用できません」と明記されています。リアル会場では「筆記用具とメモ用紙は会場にてご用意しており」、持参したものは使えません。出典は「テストセンターに関するよくある質問」です。オンライン会場では自分で用意し、メモ用紙は「A4、白紙に限り、合計2枚まで」とされています(出典:同上)。2枚で足りる書き方を、練習の段階で決めておくということです。
3つ目は、準備の順番。対策本と解答ノートのどちらから開くかは対策本と解答ノート、どちらを先に使うかに整理しています。
本番の運び方
- 科目ごとの持ち時間を先に確認する。玉手箱Ⅲなら各約10分という区切りが公表されています
- 検査全体の長さから当日の予定を引く。49分の形式と95分の形式では前後の余裕が違います
- メモ用紙2枚で回る書き方にする。オンライン会場の枚数は決まっています
- 出題数の情報は探しに行かない。提供元が公表していない数字です
締切と形式を並べて残り時間を見るなら受検締切ダッシュボードに入力してください。入力はブラウザの中だけで処理されます。形式ごとの中身を短時間で確認したいなら、就活Webテスト解答ノートという選択肢もあります。主要17形式ぶんの解答をテキストで収録しています(買い切り2,980円・税込)。
よくある質問
Q. 1問あたりの秒数は分かりますか
A. 各形式の出題数は提供元が公表していないため、公開情報からは計算できません。公表されているのは検査時間と、形式によっては科目ごとの目安時間です。
Q. 玉手箱の科目ごとの時間はどれくらいですか
A. 所要時間合計は49分で、言語・計数・英語が各約10分と案内されています。
Q. 電卓は使えますか
A. テストセンターでは「検査中は計算機は使用できません」と明記されています。
Q. メモ用紙は何枚使えますか
A. オンライン会場ではA4の白紙2枚までと案内されています。リアル会場では会場が用意したものを使い、持参したものは使えません。