卒業後に就活を続ける場合、新卒枠のWebテストを受けられるのか
この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。
確認できていない範囲:企業ごとの応募資格は各社が定めるもので、当サイトでは確認していません。指針は事業主に対する努力義務として示されているもので、すべての企業が新卒枠での応募を受けつけると保証するものではありません。応募できるかどうかは各社の募集要項で確認してください。
卒業してから就職活動を続けている人が最初に詰まるのは、テストの中身ではありません。そもそも新卒の採用枠に応募してよいのかが分からない、という段階で止まります。
国は事業主に対して、卒業後少なくとも3年間は新卒枠で応募できるようにするよう求めています。ただしこれは努力義務で、実際の応募資格は企業ごとに決まります。
以下の引用と数字は、いずれも2026年9月7日時点で政府・提供元の公開ページを確認したものです。
目次
指針は「卒業後少なくとも3年間」と書いている
厚生労働省が事業主向けに出しているリーフレットには、指針の中身が2行で示されています。「既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること」「できる限り上限年齢を設けないように努めること」の2行です。(出典:厚生労働省「卒業後3年以内の既卒者は、『新卒枠』での応募受付を!」)。
同じ資料は、その理由も書いています。「意欲・能力があるにも関わらず、在学中に就職先が決まらないまま卒業せざるを得なかった方に対し、新卒採用の門戸を閉ざすことは、学生だけではなく会社にとっても大きな損失です」(出典:同上)。
「努めること」という書き方である点は押さえておく必要があります。すべての企業が受けつけると保証するものではありません。募集要項の応募資格を1社ずつ見るという手順は省けません。
根拠になっている法律
この指針は法律に基づいています。厚生労働省は、若者の雇用の促進等を図るための法律として、青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)が平成27年10月1日から順次施行されていると書いています。(出典:厚生労働省「青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について」)。同じページに条文・解釈通知・リーフレット集が並んでいます(出典:同上)。
新卒の側の日程ルールは別に示されています。広報活動開始が卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始が6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降です。(出典:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」)。新卒枠で応募する以上、この暦の上で動くことになります。秋の時期の条件は9月の受検は、春と条件が違うにまとめています。
新卒枠と中途採用枠では、使われるテストが違う
テストの側にも区別があります。提供元の料金・検査時間の表は、「大卒採用向け」「中途採用向け」「高卒採用向け」「事務職採用向け」に分かれています。(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「SPI3 料金・検査時間」)。
大卒採用向けには SPI3-U(性格・基礎能力/65分)、中途採用向けには SPI3-G(性格・基礎能力/65分)という別々の検査名が並びます(出典:同上)。同じ65分でも、企業がどちらの枠で募集しているかによって使う検査が違うということです。どちらで応募しているかは、募集要項の枠の名前でしか分かりません。
テストの有効期限は別に決まっている
在学中に受けた結果を後から使えるかどうかは、応募資格とは別の条件です。
前回結果送信について、提供元は「過去1年以内にテストセンター(オンライン会場含む)で受検したことがある方は、前回の受検結果を企業に送信することができます」と公表しています。「前回の受検結果とは最新の結果となります」とも書いています。(出典:リクルートマネジメントソリューションズ「テストセンターに関するよくある質問」)。「各検査の有効期限は最後に受検してから1年間となっております。有効期限が切れている結果は前回結果送信できません」とも明記されています(出典:同上)。
IDそのものにも期限があります。ログインできない場合の確認項目にも、期限の一文があります。「テストセンターを受検後、2年以上経過していませんか(有効期限切れ)」という項目です(出典:同上)。卒業をまたぐと、この2つの期限に触れる可能性が出てきます。受検回数の逆算の仕方は何社エントリーすると、Webテストは何回になるのかに整理しています。
進め方
- 募集要項の応募資格を1社ずつ見る。指針は努力義務で、判断するのは各社です
- 新卒枠か中途採用枠かを確認する。使われる検査の種類が変わります
- 最後の受検日から1年を数える。過ぎていれば前回結果送信はできません
- 2年以上空いている場合はIDの状態を確認する。有効期限が切れているとログインできません
締切と形式を並べて残り時間を見るなら受検締切ダッシュボードに入力してください。入力はブラウザの中だけで処理され、どこにも送られません。一から受け直しになる形式が出てきたら、就活Webテスト解答ノート(買い切り2,980円・税込)で中身を確認するという選び方もあります。主要17形式ぶんの解答をテキストで収録しています。
よくある質問
Q. 卒業後も新卒枠に応募できますか
A. 厚生労働省の指針は、事業主に向けたものです。「既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること」が示されています。努力義務なので、応募できるかどうかは各社の募集要項でしか分かりません。
Q. 年齢の上限はありますか
A. 指針では「できる限り上限年齢を設けないように努めること」とされています。実際の設定は企業ごとに異なるので、一律ではありません。
Q. 在学中に受けたテストの結果は使えますか
A. テストセンターの前回結果送信は、過去1年以内の最新結果に限られます。各検査の有効期限は、最後に受検してから1年間と案内されています。
Q. 中途採用枠でも同じテストですか
A. 提供元の表では、大卒採用向けと中途採用向けで検査名が分かれています。大卒採用向けは SPI3-U、中途採用向けは SPI3-G と記載されています。